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18年はスポーツ界の不祥事が相次いだ。写真はイメージ(写真:PIXTA)

 2018年のスポーツ界を漢字一文字で表せば、これもやはり「災」と書かずにはいられないだろう。ただ、スポーツ界の場合は、天災ではなく人災だ。とにかく不祥事が続いた。もしカタカナの一文字が許されるなら「パ」で満場一致だ。もちろん「パワーハラスメント」の「パ」である。

 今年最後の原稿が不祥事の列記で終わるのも残念なことだが、これを教訓にするためには、整理しておく必要がある。
 思い出すままに起こった問題を時系列に並べてみよう。

  • ■横綱・日馬富士が暴力問題の責任をとって引退
  • ■日本大学チアリーディング部の女性監督が選手に圧力。監督退任
  • ■女子レスリング日本代表監督が、代表選手にパワハラ。監督退任
  • ■日本大学アメリカンフットボール部で監督が危険タックルを指示。監督退任
  • ■日本ボクシング連盟で助成金の不正使用が発覚。別件疑惑もあり会長退任
  • ■日本体操協会で副会長と強化本部長の指導が問題となる。パワハラ認定なし
  • ■日本体操界でコーチが選手に暴力をふるい無期限の登録抹消
  • ■少年野球の監督が選手に対して暴力行為。監督退任
  • ■大学駅伝部の監督がパワハラ疑惑で退任
  • ■大学女子ソフトボール部の総監督がセクハラで訴えられる。総監督退任
  • ■千賀ノ浦部屋の貴ノ岩が自分の付け人を殴って引退

 ※関連するニュースは、まだまだあるが……。

 こうした問題は、テレビの情報番組で毎日のように報じられ、私もことあるごとに番組に呼ばれコメントを求められた。
 またこのほかにも貴乃花親方(当時)と日本相撲協会の対立やアジア大会に出場したバスケットボール選手が夜の街で起こした不祥事、現役プロ野球選手の窃盗や借金問題、元女子マラソン選手の万引き事件など、1年を通してスキャンダルのオンパレードだった。

 次から次へと止むことなく発覚する不祥事の連続。
 スポーツ界は、「いったいどうなってしまったのか……」と言いたくなる惨状だ。