2014年、オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授らによって発表された論文が、世界中の労働者を驚かせた。今後10年から20年で「消える職業」と「なくなる仕事」が示唆されていたからだ。

 なんてことを書いても、IT系の仕事をしている人からは「何をいまさら…」と時代遅れの烙印を押されそうだ。技術の進歩は日進月歩。もう様々な分野でそうしたことが始まっている。

日本のプロ野球でも、ビデオ判定システム「リクエスト」を導入することが決定した。人の審判は将来なくなるのか?!

 ただここで押さえておきたいことは、スポーツの世界も決して例外ではなく、消える職業に「スポーツの審判」も挙がっていたことだ。そうした脈略の中でこのニュースを聞くと、「スポーツでもついに始まったか」という受け取り方もあるのかもしれない。

 プロ野球では来シーズンからストライクやハーフスイングなどいくつかの例外を除いて、要求があればほとんどのプレーをビデオ再生して判定を下すことになったのだ。

 名付けて「リクエスト」。

 アメリカでは「チャレンジ」という呼び名ですでに始まっている制度だが、日本球界もアメリカの運用実績を検討チェックして、ビデオ判定システムを導入することが先の理事会・実行委員会で決定した。

  • 要求回数は1試合に2回まで。
  • 延長戦に入ると要求の権利が1回追加される。
  • 監督がベンチから指で四角「□」を作ってビデオ判定を要請し、要求が成功する(判定が覆る)と回数は減らない

 ──というルールの下で導入される。