大坂優勝の全米テニスと駅の暴力防止ポスター

審判への暴言なんてサッカーだったら一発レッドカードよね。そんな選手を最後まで英雄としてあがめるなんてスポーツとしてどうなんだと思った。なんだかインタビューとか茶番だもんなー

セリーナはそこでも止まることができなかった。何と、試合の後になって「男女差別」を持ち出した。明らかに問題のすり替えだ。それをWTAが擁護したのには呆れた。
こうのような選手や団体にスポーツをする資格があるのだろうか。

人によって見方が違うとは思うが、自分はウィリアムス選手の一連の行為はワザとだと思った。
普通にプレイしては勝てないことを悟り、揺さぶりをかける、
または負けたとしても審判のせいであるという印象を与え、
悲劇のヒロインを演じ観客を味方につけるという
百戦錬磨の経験を持つ一流のプレイ（演技）だと見えた。

本筋にはあまり関係がないのかもしれないが、ゲーム終盤の流れに大きな事実誤認がある。
この両者の闘いではお互いに強力なサービスがあることから、サービスゲームをどちらが先にいくつブレークするのかが勝負の分かれ目であって、その意味で、軽く触れられている第7ゲームを大坂が2度目のブレークをしたことが勝敗に決定的な影響を与えたのであって、3度目の警告で大坂にまるまる1ゲームが与えられたといっても、このゲームはもともと大坂のサービスゲームであるので、このペナルティがゲームの帰趨に決定的な役割を果たしたというのは、間違いである。
その後の2ゲームの展開も単純に当初の予想どおり両者サービスキープをした結果、大坂1ゲームアップ（大坂2ブレークに対してセリーナ1ブレーク）のまま終戦を迎えた、ということになる。
セリーナが（2度目のブレークされた）第7ゲーム後に切れたのは、要するにもう第2セットも終盤に差し掛かってこのままでは勝てないということを痛烈に意識したからこその行動であって、切れたから負けたということではない。

教訓と取るなら記事の通り、
感情のコントロールを間違えて優先順位を間違えた？のか、大事な試合の勝敗を落とした。

今回の件で彼女を正しいとする人は多くは無いであろうが、

どうも人間は感情や情緒に従うのをそう悪い事とは考えない。
映画・物語でも美談でも、冷静な判断よりもそういう選択の方を肯定する事が少なくない。

そういう部分は無視してはいけないと思う。

次に、可能性の話としては、
正々堂々と試合しての力負けよりも相手の勝利の価値を低くする目的での芝居の場合である。
体調なりの不調なり何なりで負けを確信しての悪あがき。
挑戦者は素直に勝ったと喜べないしねえ。

怒りのマネジメント、大事ですよね。。年齢に関係なく、人は縁に触れて怒りを感じるものだし、肝に命じていきたい。

おなじくNBOに連載している遙 洋子さんの記事では『性差別だと審判に抗議してラケットをおるセリーナに惚れた』と正反対のコラムが載ってるのがおもしろいですね。

でもラケット壊してペナルティとか普通に男子選手でもありますよね。錦織選手とかもペナルティ食らってたはず。ま、そもそもラケット叩き壊す文化のあるテニス自体がどうかと思いますけど。

例えばF1でペナルティ食らって、ドライバーがピットで車叩き壊してたら単なる異常者ですからね（笑

前日のコラムで、遥洋子さんが反対にセリーナの行為を賞賛されていますが、私は青島さんの意見に賛同します。

青島さんのお話しに付け加えると、「自分のような特権階級は何をしても許される」という驕りがセリーナをあのような行為に駆り立てたのでしょうね。彼女の暴言は、審判のことを下僕か何かのように見下していなければ、そしてこのような行為が彼女の地位や名声を脅かすものでは無いことを分かっていなければ、決して発せられることは無かったでしょう。彼女の行為には「ナッツ姫」のそれと同類のものを感じます。何をしても諌める人が側にいなくなってしまった特権階級であればこそ厳しく自分で自分を律しなければならないのに。

「性差別に対する異議申し立て」という彼女の発言も言い訳にしか聞こえません。ダブルスタンダードがあるのであれば確かにそれは大問題ですが、だからといって男性に許されている審判への暴言を女性にも認めよ、とういうのは明らかにおかしい。「審判への侮辱は男女ともに許されない」というのが正しい考え方ではないでしょうか。

「ゲームをする」ということと「ゲームに勝つ]ということの違いを、大坂なおみさんやセリーナ・ウィリアムズさん、さらには、日本の高校野球の指導者や選手諸君から「パワハラ」で名を馳せた競技関係者の皆さんに、お尋ねしたいものである。また、大坂さんはセリーナ・ウィリアムズさんと次に当たった時にも勝つことができるかどうかも、ご本人たちに訊いてほしい。大坂さんが、全米オープンで勝てたことについての分析をどう考えているか、も尋ねてほしい。セリーナさんがアンガー・マネージメントに失敗した理由についても、併せて。