全国各地で熱戦の火ぶたが切られた夏の高校野球。そんな中、勝敗に関係なく話題になっているのが全国有数の激戦区、東京大会(東東京、西東京)の開会式で行われた選手宣誓だ。
7月8日、神宮球場で行われた東・西合同の開会式。選手宣誓を行ったのは、早稲田実業高校の清宮幸太郎主将だ。

都議選に圧勝した小池知事の人気を上回る選手宣誓
開会にあたりまず挨拶に立ったのは、小池百合子東京都知事。先の都議会議員選挙では知事が率いる「都民ファーストの会」が圧勝を収めたこともあり、小池知事が祝辞を述べるとスタンドの熱気と盛り上がりは一気に高まった。
しかし、そんな小池知事の人気をさらに上回る宣誓をやってのけたのが清宮選手だった。
宣誓。
私たちは野球を愛しています。
私たちは野球に出会い、
野球に魅せられ、
野球によってさまざまな経験を重ねて、
この場所に立っています。
(中略)
青春のすべてをかけて戦うことができる幸せと喜びを、
支えてくれるすべての皆様に感謝しながら、
野球の素晴らしさが伝わるよう、
野球の神様に愛されるように、
全力で戦うことをここに誓います。
この宣誓のどこに関心を寄せるかは人それぞれだろう。また、そもそも高校球児の宣誓としてはあまりにも「大人びている?」「文学的過ぎる?」「ドラマっぽい?」と否定的な意見もあるのかもしれない。
私個人としては、素晴らしい宣誓だったと素直に感動しているが…。
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