悪質なタックルを仕掛けた日大アメフト部の選手はたった一人で記者会見に臨んだ(写真:AP/アフロ)

 日本大学アメリカンフットボール部の悪質タックル問題。タックルを仕掛けた日大の選手は、たった一人で会見に臨み、前監督や前コーチから指示されたという内容を詳細に述べた。その目的が相手選手に明らかに「ケガをさせてこい」ということを意味していたので、事態はアメフト部の指導方針や日大の対応を問題視するだけでなく、大学とはどうあるべきかを問われる大きな問題に発展している。

 これについては、前々回の当コラムでも取り上げたが、残念な状況が依然として続いている。私自身も連日テレビの情報番組に呼ばれ、次々と明らかになる事実を前にコメントを求められているが、まだまだ事態は収まる気配がない。5月29日には関東学生アメリカンフットボール連盟が日大アメフト部関係者と同部への処分を決定したが、警察の捜査は始まったばかりだ。唯一の救いは、ケガをした関西学院大学のQB(クオーターバック)の選手が、心配された後遺症もなく無事にゲームに復帰したということだろう。

 日大アメフト部の指導者や大学に対する不信感があまりにも大きくなってしまったので、ここまでどこのメディアでも取り上げていないのだが、私は会見に臨んだ日大の学生が頭を「丸刈り」にしていた(させられていた)ことが気になっていた。