新人を褒めちぎる横浜・ラミレス流

 まずは横浜DeNAのアレックス・ラミレス監督。ドラフト1位の東克樹投手(立命館大)と並んでステージに立った際に、東投手を次のように紹介したのだ。

 「同じ左投手の今永(昇太)の入団時(16年新人王)と比べても、東投手のほうがストレートも変化球も良いと感じている。マウンド上でハートが強いのも彼の魅力だ。現時点で先発ローテーションに入らない理由が見つからない」

 ラミレス監督にこう言わせているのは、もちろん東投手が相応の結果を残しているからだが、抱いている期待をそのまま言葉にするラミレス監督のコミュニケーションスタイルに、上質なマネジメントを感じる。選手を評する時に彼は、絶対にネガティブなことを言わない。選手の良いところを見つけてそこをコメントの材料にする。

 今回のコメントからも東投手に寄せる信頼感が伝わってくるが、ラミレス監督は今永(16年ドラフト1位)の時も、浜口遥大投手(17年ドラフト1位)の時も、同じように褒めちぎっていた。そして、今永も浜口も監督の期待通りに新人の時から見事な活躍を見せた。それはラミレス監督のこうしたコメントと無縁ではないと思う。

 選手を褒めることで、彼らに自信を持たせ、背中を押している。新人をデビューさせる時には、それが大事なことだとラミレス監督は思っているのだろう。

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