メダル313個のうち46%に疑いが…
サンデー・タイムズ紙によると「データベースは、五輪の品位に関して深刻な懸念を持つ内部告発者がリークした。2人の反ドーピング専門家によるデータ分析によって、自転車ロードレーサーのランス・アームストロング(Lance Armstrong)氏が使ったものと同様の2種類の一般的な血液ドーピングを多くのスキー選手が利用したと結論づけられた」としている。
そしてあろうことか、平昌五輪の出場資格を得た50人以上の選手について、「異常な」血液サンプルがデータベース上にあると伝えている。
またドイツ公共放送連盟は「2001~2017年に行われた世界選手権や五輪のメダル313個のうち、46パーセントが1つあるいは複数の異常な値を示した選手によって獲得された」と報じ、「疑わしい値を出した選手の多くはロシア人ではあるが、クロスカントリースキー大国のノルウェー、スウェーデン、オーストリアやドイツの選手もリストに含まれている」と説明している。
このデータベースを分析した米国の反ドーピング専門家ジェームス・ストレイ・グンダーセン(James Stray-Gundersen)氏は「メダルを獲得した多くの選手は、明らかなドーピングを示す、異常、あるいは極めて異常な結果が血液データに見られる」とコメントしているそうだ。
こうした報道に対して、国際スキー連盟(FIS)は「疑わしい」結果についてはコメントしないとする姿勢を表明している。五輪が始まろうとするタイミングにおいては、これもまた当然の対応だと思うが、こうした疑惑があること自体、怒りを通り越して何だか悲しくなってきてしまう。
これは本当のことなのだろうか。
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