「前言撤回」となるケースも多々ある

 また、他の人のケースですが、親が生きているときに親の財産を相続人間で「どう分割したいか」話し合うケースも多々あります。この時は相続人の皆が60歳以下で仕事をしていれば毎月のキャッシュが安定的に入ってきますので「オレは要らないよ」というような人が出てくるかもしれません。

 しかし、人生は長く、どんな出来事が待っているか分かりません。定年退職や病気で経済状況が大きく変わった場合、「前言撤回」となるケースも多々あるのです。

 どんな家族も相続争いで「争族」になり得るということを念頭に入れておくべきでしょう。よって、遺言は早めに書いておいた方がいいわけです。この年末、親族で集まった際に話をしてみたらいかがでしょうか。

■変更履歴
記事掲載当初、本文中で「年間の配当収入を750万円」としていましたが、「75万円」の間違いでした。また、「兄に遺留分」についても記述を変えました。お詫びして訂正いたします。本文は修正済みです [2017/12/28 14:50]