シリーズ
争族(あらそうぞく)の現場から

完結
13回
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消えた「ハンコ代」で兄と3人の妹が対立
アパートや株といった資産を持っていた父がなくなった時、兄は三人の妹に「ハンコ代」を支払った。その後、母が亡くなったとき、3人の妹は同じようにハンコ代を兄から受け取れると期待したが……。
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頼りになるはずの税理士が家族対立の原因に
専門家が一方に肩入れした結果、泥沼状態を引き起こすことがある。大阪府内の資産家ファミリーの場合、税理士の起こした行動によって、ファミリーの間にすきま風が吹くようになってしまった。
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逆恨み長男がエリート次男に相続で言いがかり
高卒で、しがないサラリーマンに終わった長男は、大学に行かせてもらえなかったことを未だに逆恨みしていた。遺産相続で身勝手な自己主張を展開、母親とエリート次男を困らせた。
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本籍地変える「裏技」まで使って父が隠したこと
ワケあり不動産業を営んでいた父親が亡くなると、お通夜の席から相続争いが始まった。火を付けたのは粗暴な次男。最終的に長女や次女が妥協する形で「争族」は決着したが、父親の隠し子が発覚して家族は再び揺れることになった。
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モラハラ夫と実家の未婚姉に責められ続けた妹
元夫によるモラハラから逃げるために離婚したが、実家にいた未婚の姉にも精神的に責められ続け、自ら考えることができなくなってしまった妹。相続したはずの数千万円もの遺産も従妹に使い込まれた揚げ句、貧相な施設で最期を迎えた。
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認知症か?怨念か!自ら書いた遺言を疑った母
「長子が跡継ぎ」という昔ながらの考えに基づき、全財産をすべて長男に譲ると宣言していた母親。その内容を自ら遺言に書いていたが、ある事件をきっかけに母親は豹変した。原因は認知症なのか?それとも怨念なのか!
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妹より相続が少ないと逆ギレした兄の奥の手
放蕩息子だった兄は親に散々、迷惑をかけてきた。母が死んで自分の相続分が少なかったことに腹を立て、自らの遺留分を確保するために妹に対して奥の手を使った…
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生前に母の預金をチューチューと吸っていた長女
代々続く造り酒屋の三姉妹。裕福だった父は億を超える預金を母に残したが、母の死後に銀行残高は数十万円にまで激減していた。実家に頻繁に入り浸っていた長女が次女と三女に漏らした一言とは?
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未婚のまま孤独死した兄の遺産を相続したのは…
未婚の兄が孤独死した。両親の死後ずっと病気の兄の世話をしてきたにもかかわらず、妹は遺産を相続できなかった。「あの人」がまだ、生きていたから…
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社長の死後、経営権を巡り正妻と愛人が衝突
オーナー経営者は仕事に注力するあまり、自分が死んだ後に会社の経営を誰に託すか決めないまま亡くなってしまうケースが多い。会社の経営権を巡って、残された家族が「争族(あらそうぞく)」になってしまうと…
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長男の嫁が知らぬ間に父の養子になっていた
資産家の父が亡くなってから、長男の嫁が父親の養子になっていたことが判明した。自らの相続分が大幅に減ることになった長女であるが、もはや為す術はなかった…
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母が遺した数千万円を使い込んだ祖父の言い分
予期せぬ大金を目の前にすると人は予想外の行動に出てしまうことがあります。長男と次男は、まさかおじいちゃんに裏切られることになろうとは…
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羽振りが良かった兄が「財産よこせ」と豹変
人間は置かれた状況によって心理状態が変わる。現役時代にどんなに羽振りが良くても、引退後に態度が豹変する人は少なくない。71歳の兄もそんな1人だ…
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小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
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クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
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不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
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10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
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河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
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ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
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グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
全8回