筋肉トレーニングと食事法を組み合わせたボディメイク事業で急成長したライザップ。2016年に参入した英語教育事業も人気を集め、都内だけで、すでに4校を開設している。ライザップの英語教育はどこが違うのか。英語学習のポイントなどを、取締役の山口正也氏に聞いた。

ライザップイングリッシュ取締役の山口正也氏

ライザップというと、筋トレとダイエットを組み合わせた体作りの印象が強く、その英語教室と聞いただけで勉強内容が、かなりハードという印象があります。授業料も2か月のコースで約30万円とかなり高めのように思えます。どんな生徒さんが通っているのですか。

山口氏:ライザップでは生徒の方をゲスト呼ぶのですが、8割がビジネスパーソンです。年代としては、男女ともに30-40代が中心ですね。これまで英語は仕事に特に必要なかったけれど、最近、必須になったという方が結構多いと感じます。

海外事業に力を入れる日本企業も増えています。ビジネスパーソンには、どの程度の英語力が求められているのでしょうか。

山口氏:実は私はライザップイングリッシュに勤める前、幹部層を対象とした転職やヘッドハンティングの仕事をしていました。そこでビジネス英語力として企業側が求める基準は最低TOEIC800点レベルです。特に今すぐ、英語を使う仕事をしてほしいわけでなくても、マネジャーとしては一定の英語力は基本的なスキルとして、持っていてほしいと考える企業が多いのです。800点レベル以上でないと、ざっくり言って、求人件数で5分の1程度に減ってしまう印象でした。

 特にここ5年ほど、アジアやインドなどの新しい市場で成功事例を作りたいと考える企業が増え、英語を重視する傾向が強まったと感じていました。

主役は宿題。スクールは進捗の確認の場

どうしてライザップが英語事業に参入されたのでしょうか。

山口氏:体作りもそうですが、英語学習も目標があっても3日坊主になりがちですよね。ライザップはこうした、継続が難しい“3日坊主市場”と呼べるような分野で、ゲストに寄り添って目標達成させることができる、会社の強みを発揮できると考えています。