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ほぼ日のこれからの課題は?

ほぼ日はこれからどう進化すると思いますか。

岡藤:上場するということは、右肩上がりで株価を上げていかなければならないことを意味しています。そこに関門があると感じました。

どんな関門でしょう。

岡藤:会社がだんだんと大きくなっていった時、今の状態を維持できるかどうかが課題だと思います。

 今は、糸井さんが強力なリーダーシップでぐっとやっているけれども、大きくなると違う考え方も出てきます。今のようなかたちでは経営できなくなる恐れがある。そして成長が止まってしまうかもしれない。もちろん糸井さんは、右肩上がりで業績を伸ばすことを第一にはしていないのですが、上場するとどうしても株主の中にはそれを期待する人も出てくるわけです。上場したら、そうならざるを得ない。

 それだけに、どんどん進化するマーケットの中で、影響力を強化していくためにも、株主にきちんと利益を還元していくことが大事なのです。最初に言ったように、ほぼ日のような会社が上場して、世の中に影響を与えていくことはとても良いことだと感じています。糸井さんとほぼ日に、大きなエールを送りたいですね。