インプラントや先進医療も医療費扱いに
医療費控除の医療費を健康保険の保険内診療と混同し、カウントされる医療費を申告していない人も多いという。中でも金額が大きいのが歯科のインプラントやセラミック義歯、不妊治療、先進医療の費用などだ。厚生労働省から先進医療の指定を受けている医療技術は2018年10月1日現在で92種類(詳細は厚生労働省のウェブサイトで確認できる。

先進医療の指定を受けている医療技術は、難病やがん治療技術などが大半を占めるが、技術料には健康保険が利かず、利用者は全額自己負担を強いられている。
こうした先進医療の技術料も、申告すれば医療費控除の対象となり、一部を取り戻すことができるのだ。
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- ≪目次≫
- 【第1章】本当にお得? 扶養や年金繰り下げ受給の落とし穴
- 年末調整の結果バレた娘の秘密のバイト収入
- 新・パート収入「150万円の壁」に振り回されるな!
- 「年金の繰り下げ受給がお得」にならない人もいる
- 【第2章】誰でもできる “税金をミニマム化する"制度活用法
- "申告漏れ"はもったいない医療費控除の大いなる誤解
- 還元率は下がっても高所得者ほどやるべき「ふるさと納税」
- 稼いでも税金で持っていかれる「仮想通貨」課税の仕組み
- 【第3章】どうする? 相次ぐ税制改正が会社員の懐を直撃!
- 増税のターゲットになった「中高所得」会社員受難の時
- もはや50代は“貯め時"ではない「年収1000万円破産」が急増!?
- 特例解除の「2022年問題」で都心の土地が大暴落する?
- 【第4章】搾取額が大きい“相続迷宮"を抜け出すヒント
- 相続の命運を握る土地評価額8割カットの特例
- 暦年贈与、賃貸アパート経営 失敗しやすい相続対策
- 8割の人が追徴税を払う憂き目に! “本当に怖い"税務調査
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