生活雑貨を扱う「ロフト」は、マーベルと手を組み、大型イベント「MARVEL GOODS COLLECTION」を開催中。昨夏、有楽町ロフトでスタートし、現在、全国のロフトを巡回中だ。「予想以上の大ヒット」と話すロフト 商品部キャラクター雑貨部企画開発担当の小倉淳也氏に、イベントの狙いや想定したターゲット、商品開発についてのエピソードなどを聞いた。
(聞き手:川岸 徹)

「100点満点で120点です」

<b>小倉 淳也</b>氏<br />1982年大阪生まれ。大学在学中にロフトのバラエティ売場でアルバイトとして勤務、 卒業後に社員に。2012年、商品部バラエティ雑貨部バイヤー。2016年、商品部キャラクター雑貨部企画開発担当
小倉 淳也
1982年大阪生まれ。大学在学中にロフトのバラエティ売場でアルバイトとして勤務、 卒業後に社員に。2012年、商品部バラエティ雑貨部バイヤー。2016年、商品部キャラクター雑貨部企画開発担当

昨年夏に有楽町ロフトで開催されたイベント「MARVEL GOODS COLLECTION」。予想以上の人気を集めたと聞いています。

小倉淳也氏(以下、小倉):イベントは大成功でした。点数を付けるとしたら、100点満点で120点(笑)。

かなりの高得点ですね(笑)。

小倉:これまで、有楽町ロフトのイベントスペースでは様々な催事を開催してきましたが、売り上げベースでは過去最高を記録。「これくらいいけば合格だな」と想定していたラインも大きく上回りました。もちろん、今後の課題や反省点もありますが、売り上げという点では120点と評価してもいいと感じました。

有楽町ロフトでの「MARVEL GOODS COLLECTION」
有楽町ロフトでの「MARVEL GOODS COLLECTION」

売れた理由は、ずばり何ですか?

小倉:いつものイベントに比べて、高額商品が売れたことですね。例えば、文房具のイベントでは、1000円以下の商品がメインになります。単価が低いので、トータルでの売り上げは低くなってしまう。

 でも、「MARVEL GOODS COLLECTION」では、Tシャツやキャップ、パーカー、ポーチなどのアパレル関連アイテムが強かった。しかも、まとめ買いをするお客様が数多く見られました。

 「MARVEL GOODS COLLECTION」は、有楽町ロフトでの開催後、全国を巡回しています。有楽町の後、京都、梅田、神戸、名古屋と巡回し、次は九州で開催予定です。

有楽町以外の店舗での反応はどうでしたか?

小倉:京都、梅田はいい反応でしたが、率直な感想として、「地域差は大きい」と思いました。やはり、マーベルの浸透率は東京が群を抜いて高い。新宿ミロードロフトでもイベントとは別に、小さなマーベルコーナーを展開しましたが、売れ行きはとてもよかったです。

 東京に次いでは、大阪。大阪にはスパイダーマンのライドがあるテーマパークがありますからね。マーベルが全国的な人気を集めていくのはこれからでしょう。

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