「米国の企業らしいノリのよさを感じます」

マーベル側のルールを破ることはない?

塚越:ありますよ。「現状のルールではNGだが、これはやってみる価値がある」と思った商品は提案してみます。「この商品はメディア受けが期待できるし、ムーブメントが起きる可能性が高い」などと説明し、資料を揃え、ニューヨークのマーベルまで持っていきます。

提案は通るのでしょうか。

塚越:面白いものに対しては、柔軟に対応してくれます。米国の企業らしいノリのよさを感じます。

面白いものとは、例えば、どんな?

塚越:ラーメンの丼とか、鮨を載せる盛台とか。この鮨の盛台には、デッドプールが鮨を日本刀でぶった切るシーンが描かれています。米国のマーベルは、ストーリー性を感じさせる商品が好きですね。

欲しいです、これ。実際に売っているんですか。

塚越:まだ試作段階で、春の展示会で披露します。現在、「和柄」がひとつの戦略になっていて、日本的なアイテムが豊富。法被なんかもあるんですよ。

最後の質問です。塚越さんが最も好きなマーベルのキャラクターを教えてください。

塚越:私が着ているTシャツを見てもおわかりだと思いますが、トニー・スタークです。トニーは周囲のことをとても深く考えているが、周りに理解されず孤立してしまうことが多い。映画「シビル・ウォー」のラストシーンで、一人ぼっちになってしまうでしょう。そういうところに、男のロマンを感じるんです。

 その一方で、トニー・スタークは女性にモテて、お金もいっぱい持っている。できることなら、私はトニー・スタークになりたいですね(笑)。