硬くなりやすい「4つの部位」の柔軟性チェック法

 このようにまずは、体のどの部位の柔軟性がなくなっているのかを把握することが大切だ。その方法を中野さんが解説する動画でチェックしていくことにしよう。

仰向けになり、床に対して90度くらいまで脚が持ち上がれば、適度な柔軟性が確保されていると考えていい。


うつ伏せの状態から下腿を持ち上げていき、同じ側の手で無理なく持てれば、太ももの前面にある大腿四頭筋には十分な柔軟性があると判断していい。


あぐらをかくようにして座り、下腿を両腕で抱えるようにして支える。その状態で、背筋を伸ばし、すねが床と平行な状態を楽に保てれば適度な柔軟性がある。


脚を前に伸ばして座り、そのまま股関節を90度程度開き、背中を真っすぐに伸ばした姿勢を保てれば、十分な柔軟性があると言える。無理に大きく開く必要はない。


 動画の通りにチェックしてみた結果はどうだっただろうか。「自分は硬い」と思っていても、実は意外と柔軟性が保たれていたという人も多いのではないだろうか。特に股関節・内転筋群については脚を90度程度開ければ十分というのは、意外だったのではないだろうか。

 しかし、もしこのチェックで硬いことが判明したならば、その部位だけは入念にストレッチを施して、柔軟性を高めていこう。また、動画では片側だけをチェックしているが、必ず左右両方をテストしたい。その際、柔軟性のバランスに差があれば、硬いほうを重点的にストレッチしていこう。

中野ジェームズ修一(なかの ジェームズ しゅういち)さん
フィジカルトレーナー/米国スポーツ医学会認定運動生理学士
中野ジェームズ修一(なかの ジェームズ しゅういち)さん 1971年生まれ。日本では数少ない肉体面と精神面の両方を指導できるトレーナー。卓球の福原愛選手など日本のトップアスリートだけでなく、高齢の方の運動指導も行う「パーソナルトレーナー」として活躍。日本各地での講演も精力的に行っている。近著に「青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ」、「定年後が180度変わる大人の運動」(ともに徳間書店)など多数。
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