国立新美術館(東京・六本木)で開催された展覧会「安藤忠雄展-挑戦-」は、多くの“一般人”でにぎわった(会期は9月27日から12月18日まで)。学歴や師弟関係が重視される建築の世界にあって、安藤忠雄氏は独学で建築設計を学び、東京大学建築学科教授となり、「世界のANDO」といわれるまでになった。経済人や文化人にも安藤ファンは多い。建築専門誌「日経アーキテクチュア」の宮沢洋編集長が、安藤氏本人や関係者50人に実施したインタビューから、安藤氏の「言葉の力」を読み解く。連載は全7回の予定。