日本の食文化が変わる

糖質制限は、今後も続けていくのでしょうか。

岡藤:これから永久にやらないとあかんやろうな。この先ずっと今のような食事を続けながら、いろいろな数値を見ていかないとね。

 僕は今、朝と夜に体重を量っているです。いろんな数値が測定できるけれど、僕は体重だけ見て、常に62kg台をキープするようにしているんです。ちょっと気を許すとすぐに63kgぐらいになる。そうしたら翌日はまたちょっと気を遣ってやる。

 いつも気を配って努力していないと、どうしても人間は一度ゆるむとゆるみっぱなしになる。だから常に気をつける。そういう意味ではこの先、大量に糖質を食べることはないと思います。

 「あれを食べたらいかん、これを食べたらいかん」と総カロリーを抑制すれば、ストレスがたまる。ご飯は何グラムとか、豆腐だけにせえとか。けれど糖質制限は主に炭水化物を食べないだけでいい。それも2カ月間徹底して守ったら、それからは適量の炭水化物が食べられるわけです。これまでのダイエットとは全く別物で、僕も全然きつくなかった。誰でもできるし、誰でもやるようになるやろな。

岡藤社長のような方が増えると、日本の企業も変わらなくてはならないでしょうね。

岡藤:最近ではライバルのローソンが、糖質制限用の食品に力を入れてますわな。知り合いの経営者なんかは、普段から糖質制限パンが豊富にあるローソンの店舗を調べといて、毎日仕事の帰りに社用車から降りてわざわざ買って帰るらしいわ。これからはそういうことが当たり前の時代になるだろうね。

 うちのグループ会社のファミリーマートも、11月下旬からライザップと一緒に開発した、糖質を抑えたパンやデザートを売るんですよ。

日本の食文化そのものも大きく変わりそうです。

岡藤:僕は絶対に変わると思うよ。僕なんか、そばが大好きやったけど、糖質を気にしてもう一切食べてない。不思議やけど、前みたいに食べたいともあんまり思わんなったな。

 同じように、みんなも糖質に気を配るようになったら、糖質が大量に含まれる商品は、当たり前のように売れなくなる。その代わり、糖質制限向けの食品やサービスの需要が高まっていく。だから糖質制限のマーケットは、これからもっと大きくなるよ。本気で対応していかないかんと思うよ。