一般人は炭水化物のとり過ぎに注意

 「一般の方々の場合、朝は焼き魚や納豆、それにインスタントで構いませんから、味噌汁を入れるとバランスが取れた朝食になると思います。それに料理を自分でしなくても、バランスさえ取れていればコンビニエンスストアで売られているお惣菜やレトルト食品、缶詰などを大いに利用していいんですよ。選手たちにも同じ指導をしています。食品添加物のことを言う方もいますが、取らないよりは取ったほうがいいのですから、あまり気にする必要はありませんよ」(上村さん)

 どれも手がかからず、たんぱく質と脂質、炭水化物の三大栄養素のバランスが良く取れるメニューになっている。もちろん、ビタミンやミネラル類の摂取もできる献立だ。ただ、ここで注意しなければいけないのが、昼食の取り方だ。

 「選手たちにも言っていますが、丼物や麺類などの一品物は避けたいですね。どうしても栄養素が偏ってしまいます。また、ラーメンに半チャーハンやパスタにパンといった食べ方では、炭水化物しか取れません。いくら糖質が必要でも、多過ぎます。昼食で一番いいのが定食屋さん。焼き魚定食や生姜焼き定食にしても、メインのおかずがあって、そこに小鉢で野菜や煮物がついてきます。ごはんの量が気になれば、減らしてもらうこともできます。栄養が偏らないのと量が調整できるのが利点です」(上村さん)

 そして夜、休日にスポーツを楽しんだ後で栄養バランスを整えたい場合は、居酒屋を活用する手もある

 「うまく組み合わせれば、体づくりにためになるものがたくさんあります。焼き鳥もあれば、サラダや野菜スティック、酢の物に刺身や焼き魚と、組み合わせが自由に選べますから、ほんの少しの知識で栄養バランスを取れますよ。お酒はハイボールや焼酎を薄めにして、量を稼いで飲んでもらえればいいですが、できますかね(笑)。厳密に考える必要はありませんから、野菜類から始まって、たんぱく質や炭水化物と考えて食べてもらえば、スポーツをする方々の体づくりに役立ちます」(上村さん)

 居酒屋は、仕事の愚痴を言い合うだけではなく、実は体づくりに役立つ場所でもあるのだ。活用しない手はない。ストレスを発散しながら、そして楽しみながら栄養補給をして、健康な体を作っていこう。

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