仕事においては、やはりカラダが資本。多忙な中でも最高のパフォーマンスを発揮し続けるには、日ごろからの健康管理が欠かせない。一流人が実践する健康マネジメント術を紹介する本コラム。ディー・エヌ・エー南場会長はストレスが全くたまらないのだとか。その秘訣は、私利私欲の片付け方にありました。

 20代の頃、平日の平均睡眠時間は2、3時間でした。今はできるだけ早く寝るようにしていて早いときは11時にベッドに入ります。起きるのは朝の5時から7時の間。昔と比べて、睡眠時間が倍増しました。

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眠れない夜は雑念を頭から追い出す

 ただたまに、なかなか寝付けないことがあります。多いのは、夜遅くまで考えごとをしていたとき。早く寝ようとすればするほど、眠れなくなります。そんなときはどうするか。最近、編み出したのが心頭滅却、心を無にすることで眠りにつく方法です。

 その境地に達するまでには、とにかく集中力が必要で疲れるのですが、やることはシンプルです。「今日のミーティングでこういうことがあったな。どうすればよかったのか」といったことが頭に浮かんできたら、もぐらのようにたたく。何か考えが浮かんではたたいて、頭から取り除く。この繰り返しですが、これが意外にいける感じがしています。

 自分の中で「こう」という指針が見つかったら、あとはそれを信じてやり続けるだけ。多少の寝つきの悪さを例外とすれば、私はストレスが全くたまりません。たぶん言いたいことを全部言っていることと、私利私欲の片付け方を心得ていることが大きいと思います。