様々な分野で活躍する一流人が実践する健康マネジメント術を紹介する本コラム。今月は東京急行電鉄・髙橋和夫社長。最終回は、東急電鉄で実施している「ウォークビズ(WalkBiz)」や、髙橋社長も参加するという駅伝大会について伺った。

 健康経営の一環として実施している運動対策には様々なものがあり、「ウォークビズ(WalkBiz)」もその一つです。夏の暑い時期にノーネクタイやノージャケットなどの軽装を推奨する「Cool Biz(クールビズ)」をご存じの方は多いでしょう。ウォークビズとは、年間を通じて歩きやすい靴=ウォークビズスタイルでの通勤を促すもので、1日の中で最も長い時間を過ごす職場を運動の場に変えることを目的としています。

 お客様と接するとき以外では、男性社員の場合はビジネスシューズ風のスニーカーを履いていたり、女性社員の場合は通勤時と勤務中とで靴を履き替えたりしている人もいますね。足元を軽くすると同時に、一駅歩くことも推奨しています。例えば、渋谷の本社勤務の人は、代官山駅や池尻大橋駅などで降りて、会社まで歩きます。そうすると、15~20分程度は余分に歩くことになりますね。歩くことを習慣化する一方で、社員が歩くことで、多少なりとも、お客様にご迷惑をおかけしている通勤ラッシュの緩和につながればという思いもあります。

 そのほか、職場単位でのウォーキングイベントを実施したり、クラウド型の健康支援アプリケーションを活用して、職場ごとに歩数を競う「職場対抗ウォーキング選手権」を年に3回開催したりしています。家族も参加できるウォーキング大会や運動会も恒例行事となっていて、職場や家族とともに健康づくりへの意識と習慣化を促進しています。

 また、東急病院がある大岡山駅の周辺を「健康ステーション大岡山」と称した拠点として、沿線にお住いの方々の健康づくりを支援しています。例えば、大岡山駅の階段に健康応援メッセージを記したステッカーを貼付したり、東京工業大学の大岡山キャンパスと連携して、健康チェックやウォーキングイベントを開催したり。地域の方々から健康増進につながる標語を募集した際は、700を超える作品が集まり、そのうちの48点を選出して掲示しました。