様々な分野で活躍する一流人が実践する健康マネジメント術を紹介する本コラム。今月は東京急行電鉄の髙橋和夫社長にご登場いただく。東急電鉄は、かねてから「健康経営」を推進しており、2015年から4年連続で「健康経営銘柄」に選定されている。そんな同社を率いる髙橋社長は、50代になってから夜型の生活を一変させたという。第1回は、健康維持を目的に始めたジョギングなどについて伺った。

 私が生活習慣を改善したのは、今から8年ほど前のことです。1991年から19年間、東急バスに出向していたのですが、その間はずっと夜型の生活を送っていました。バス会社は労務管理が難しい面があり、いわゆる飲みニケーションをとって話し合ったり、信頼を深めたりする機会が多かったので、帰宅はいつも遅くなっていましたね。自宅で夕食を食べるのは、週に1~2回あればいいほうでした。

 そんな生活を長く続けて50代ともなると、あまり無理がきかなくなってきます。そろそろ生活を変えたほうがいいかなと考え始めた頃、電鉄本社に戻ることになりました。それからは、夜に会合などがあっても、あまり遅くならずに帰れるようになったので、就寝時間や起床時間も早くなり、朝型の生活にシフトしていきました。週の半分以上は自宅で夕食をとるようにもなり、当初は妻が驚いていましたね(笑)。

 以前は深夜0時まで飲んでいることもありましたが、今ではその時間まで起きていられなくなりました。夜は0時前に寝て、朝は5~6時頃に目覚めるので、睡眠はしっかり6~7時間はとっていますね。朝型の生活に変わったことで、1日をフレッシュな状態で始められるようになり、仕事にもいいコンディションで向かえるようになりました。

 生活のリズムが変わって体調が整ってくると、今度は運動もしてみたくなり、ジョギングを始めました。週末の早朝に、自宅から20分程度の公園まで走り、約2.1kmあるジョギングコースを1~2周して戻ります。無理のないペースで2年ぐらい続けた後、少し負荷を高めたランニングをするようになり、今もずっと続けています。