喫煙ルームを廃止した

 生活習慣病の予防にも積極的に取り組んでいます。例えば、健康に関する情報を発信したり、健診結果を経年で確認できる「健康ポータルサイト」を導入しています。また、日々の体調管理や、生活習慣などを改善する取り組みに対してポイントを付与し、貯めたポイントで健康関連の商品と交換できる「健康ポイント」を活用した企画なども実施しています。

 ベネフィット・ワンの社員の平均年齢は31歳と比較的若いです。それでも、アンケートを取ったところ、1回30分以上の運動を週に2回以上している人は、3割にも満たないことが明らかになりました。平均年齢からすると、これは意外な結果でした。

 そこで、健康ポイントを活用した「ウォーキングチャレンジ」を定期的に実施しています。実施期間中に歩いた歩数のランキングによってポイントを付与するほか、各グループの平均歩数を競うグループ対抗戦なども行い、運動を楽しく習慣化する機会と仕組みを提供しています。参加者からは、ほかの社員やグループとの競争心が運動へのモチベーションにつながるといった声が寄せられています。

 また、私自身は10年以上前に喫煙をやめていますが、社員にも健康増進と生産性の向上のために禁煙を推進したいと考えて、喫煙ルームを廃止し、就業中の喫煙を全面禁止としました。今後は健康ポイントを活用した「禁煙チャレンジ」をはじめ、プライベートでの禁煙もサポートできたらと思っています。

 こうした全社的な取り組みをきっかけに、健康な生活が習慣化することを期待しています。

(まとめ:田村知子=フリーランスエディター/写真:村田わかな)

[ 日経Gooday 2018年7月26日付の記事を転載]

白石徳生(しらいし のりお)さん
ベネフィット・ワン社長
白石徳生(しらいし のりお)さん 1967年生まれ。89年拓殖大学政経学部卒業後、1年間の渡米を経て、パソナジャパン(現ランスタッド)入社。96年パソナグループの社内ベンチャー制度第1号としてビジネス・コープ(現ベネフィット・ワン)を設立。福利厚生代行サービスをはじめ、インセンティブ、CRM(顧客満足度向上支援サービス)、BTM(出張支援サービス)、ヘルスケアなどの事業を展開。2012年からは海外展開を開始し、アジア地域および米国・欧州に現地法人を設立。国内約8500の企業・団体、会員約743万人の導入実績がある福利厚生事業で培ったユーザー課金型のビジネスモデルを強みに、「サービスの流通創造」に挑戦し続けている。