様々な分野で活躍する一流人が実践する健康マネジメント術を紹介する本コラム、今回は企業や個人向けに福利厚生サービスなどを提供しているベネフィット・ワンの白石徳生社長にご登場いただく。第1回は、経営者仲間に誘われて始めたという、トライアスロンにまつわるエピソードを紹介する。

 トライアスロンを始めたのは5年前です。トライアスロンに取り組む経営者仲間が多く、私も以前から誘われていたのですが、初めは「あんな過酷なスポーツは絶対に嫌だ」とずっと断り続けていました。ところが、誕生日に自転車などの用具を一式プレゼントされてしまい、やむを得ず始めることになりました(笑)。  

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 トライアスロンはスイム(水泳)・バイク(自転車)・ラン(ランニング)の3種目を連続して行う競技で、距離によっていくつかの種類に分かれています。まずはスイム1.5km、バイク40km、ラン10kmの「オリンピック・ディスタンス」と呼ばれる一般的なレースに挑戦しました。

個人レッスンで長距離を泳げるように

 最初にトレーニングしたのは水泳です。それまでは25m以上泳いだこともなければ、実は泳ごうと思ったこともありませんでした。それでも、友人から「絶対に泳げるようになるから大丈夫だよ」と言われて、彼が水泳を教わっているコーチを紹介してもらいました。

 当初は息継ぎがうまくいかず、50mくらい泳いだところで苦しくなっていましたが、コーチから正しい呼吸法やフォームを教わると、4時間くらいのレッスンで長距離を泳げるようになりました。壁を越えてしまうと、「どうして苦しかったんだろう?」と思うくらい楽になりました。私と同じように泳げないという人でも、一度プロのコーチに習えば、数時間で泳げるようになると思います。

 その次はバイクでしたが、日常的に練習するのは難しいので、仲間と泊まりがけの合宿などで集中的にトレーニングしました。最後のランだけはほとんどぶっつけ本番です。走ることもそこまで得意ではなかったのですが、オリンピック・ディスタンスは、初めて参加したレースから完走を果たしました。

 その後は、トライアスロンの中でも最も過酷な、「アイアンマンレース」にも参加しています。アイアンマンはスイム3.8km、バイク180kmの後、ランはフルマラソンと同じ距離の42.195kmを走ります。これらを制限時間の17時間以内に完走できれば、「アイアンマン(鉄人)」の称号が与えられるんですね。

 トライアスロンでは体力も必要ですが、それ以上にマネジメント力が求められます。特にアイアンマンは競技時間が長いので、どこで体力を温存して、どこで勝負をかけるかといった、タイムマネジメントが重要になってきます。その計算を間違えてしまうと、途中で力尽きてしまったり、制限時間内に完走できなかったりします。それに、熱中症を起こすことなどもあるので、体のコンディションを整えるのも大切です。