一流人が実践する健康マネジメント術を紹介する本コラム。大和証券グループ本社の日比野隆司会長は、第1回のコラムでご紹介したとおり、60歳の還暦記念に「東京マラソン2016」で人生初のフルマラソンに挑戦し、見事完走! 第2回では、その秘訣を伺いました。

 会社の記念事業と私の還暦記念を兼ねて参加した「東京マラソン2016」は、目標タイムを6時間59分としたところ、6時間17分50秒でゴールすることができました。

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 それまで約40年間、まったく走ったことがなかった私がゴールできた秘訣は、3分の1程度は歩いたことでしょう。それも、歩く・走るのペース配分を事前にしっかりと決めておくのです。私はそのために、本番前に2度に分けて、“マラソン完走請負人”のコーチと一緒に実際のコースを下見しました。

序盤は飛ばさず、2km走って、300m歩く

 下見では、地形の斜傾を考慮しながら、走りと歩きのベストミックスとなるペースを探りました。私の場合は、序盤は2km走って、300m歩く。中盤になると1.5km走ったら、300m歩く。終盤や上り坂で苦しいところは無理せず1km走って、また300m歩く。一方、下り坂では多少、走りの距離を延ばしてペースを上げるといった具合です。

 東京マラソンの場合は、スタートから5km地点あたりまでが緩やかな下り坂ですが、ここは序盤の2km走って300m歩くといったペースを崩さないように注意しました。コーチからも、初心者は特に、スタートの高揚感もあってここで飛ばしてしまい、後半で失速したり、しんどくなったりしてまう人が多いと聞いていたので。

 地形以外にも考慮したのは、応援のポイントです。本番ではコーチのほか、CHO(最高健康責任者)に就任した人事担当役員や数十名の有志の社員も一緒に走ったのですが、残念ながら抽選に外れて走れなかった社員もいて、応援にもたくさんの人が参加してくれました。