「米は万能」、絶対に抜きません

 体重を減らすために野菜をたくさん食べたいので、チョップドサラダをよく作ります。キャベツやレタス、その時の気分でトマトやアボガドなど、野菜類を1センチ角に切って、コーンやツナを混ぜるんです。色々な食材の味がミックスされて食べ応えがあるので、一人でレタス1個分くらいは食べられます。

 角煮とサラダというと、対極にあるような料理ですが、たんぱく質と食物繊維の摂取でバランスが取れているのかもしれません(笑)。

 最近は、米を抜く人が多いですが、僕はそれには抵抗感があるんです。以前、栄養学を学んだこともありますが、その時の先生が「米は万能だ」と言っていたんです。食物繊維の塊であり、エネルギーになる糖質も含んでいる。腸が活性化してお通じも良くなりますし、脳が必要としている糖質も十分に補給できる。だから、米を食べていると精神的にも安定すると聞いてから、絶対に抜かないようにしています。

 ですから、ご飯を抜いてダイエットするくらいであれば、スポーツで体を動かして消費したほうがいいという考え方なんです。最近お付き合いがあるIT系企業の経営者の方々も、体を動かすことに対しての意識が高いです。マラソンやトライアスロンをやっている人が多くて、中にはアプリを使って食事と運動を管理している人もいますから。

 例えば、私たちの会社が特別協賛している岡山マラソンを走るから一緒に来ませんかとお誘いすると、岡山まで参加しに来てくれる人たちもいます。それで10㎞くらいまでは一緒に走りますが、みなさん本当に速いので、途中から僕は付いていけなくなるんですけどね(笑)。

 ハードな運動も健康を管理する上で素晴らしい方法だと思いますが、僕はオーガニックというか、自分ができることを自然体でやって、健康の維持管理をしたいと考えています。自分自身の体に備わった本来の機能と、ナチュラルな食べ物の栄養とパワーを使っていけば、自然と健康は維持できるのではないでしょうか。


(まとめ:松尾直俊=フィットネスライター/インタビュー写真:村田わかな)

石川康晴(いしかわ やすはる)
ストライプインターナショナル 社長兼CEO
石川康晴(いしかわ やすはる) 1970年12月15日岡山市生まれ。岡山大学経済学部卒。94年創業。95年クロスカンパニーを設立。99年に「earth music&ecology」を立ち上げ、売上高はグループで1200億円を超える。グループ従業員は約4700名、店舗は国内外合わせて約1400店舗まで拡大。2016年7月企業家大賞、2017年1月経済界大賞ライジング賞を受賞。京都大学大学院在学中。石川文化振興財団 理事長。内閣府男女共同参画推進連携会議 議員。