毎日、摂取/消費カロリーの帳尻合わせ

 1600k~1800kcal程度の消費カロリーだと、筋肉量が多く、基礎代謝が高い人はいいですが、摂取カロリーを同程度に制限しない限りカロリーオーバーで太ってしまいます。

 「カロリズム」の場合、1時間ごとの消費カロリーの変化が棒グラフで表示されます。青の領域は「そんなに動いていない」、赤のゾーンに入ると「多少動きましたよ」ということを示しています。こんなふうに可視化されると、表示画面の色を見て、おのずと自分で運動や食事の量を調整するようになります。

[画像のクリックで拡大表示]

 私の場合なら「終日会社にいてカロリーを1600k~1800kcalくらいしか消費しなかったから、今晩の会食では食べる量を控えめにしてバランスを取ろう」といった具合です。こうして、その日その日で消費カロリーと摂取カロリーの帳尻合わせをするわけです。

 消費カロリーを測って、把握して、調整する。自分の状況を知らないと方針が立てられませんから、私にはこの方法が合っていると思っています。自分の消費カロリーを知っているからこそ調節できる。これを皮算用でやっていたら、肥満まっしぐらかもしれません。

背景にあるのは、医療機関や運動施設で使われている業務用の体組成計。
背景にあるのは、医療機関や運動施設で使われている業務用の体組成計。

 1日単位で調整できなかったときは、週末に帳尻合わせをすることもあります。今週は動いていなかったから少し歩こうと思い、週末に人間ドックを受けた帰りに時間があったので、青山一丁目から新宿まで歩きました。

 そのときのウォーキングの運動量は3時間で、2万歩。ただ歩くだけではつまらないと思い、鉄道会社のスタンプラリーをやりながら帰ったので、かなり時間がかかりました。どんなことも楽しんで取り組むのが一番だと思います。


(まとめ:荻島央江=フリーライター/インタビュー写真:鈴木愛子)

谷田千里(たにだ せんり)さん
タニタ社長
谷田千里(たにだ せんり)さん 1972年生まれ。93年調理師専門学校卒業後、95年佐賀短期大学(現・西九州大学短期大学部)食物栄養学科から佐賀大学理工学部へ編入。97年、同大を卒業。98年船井総合研究所などを経て、2001年タニタ入社。05年タニタアメリカ取締役、08年5月に社長就任。調理師と栄養士の免許を持つ。