鉄の意志は必要ない

 2割ダイエットの何がいいのか。何と言っても食べたいものを我慢する必要がないので、ストレスが溜まりません。加えて、2割ダイエットを始めたときから、確実に摂取カロリーが2割分減ります。やがてそれが成果となって現れる。だから結果としてダイエットがうまくいき、ベストの体形を維持できます。鉄の意志など必要ないのです。

 私はこのダイエットを始めて10年くらいになります。社長になってからはとりわけ会食の機会が増えましたから、この方法が本当に役に立っています。外食でも自分で摂取カロリーをコントロールしやすいからです。

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 同席した方々にも賛同していただくことが多い。「なるほど、その体形を維持するために、そうした努力をされているのですね」と納得されます。

 会議詰めで、車での移動が中心。毎晩会食か、業務のため夜遅い時間に食事をとることが多い。そんな方は、カロリーを消費する機会がありませんよね。であれば、摂取カロリーを少なくして体重コントロールをする、この方法がお勧めです。

 私の話に刺激されるのか、2割ダイエットを始める経営者も少なくないです。「おかげで最近、少しやせたよ」と報告してくださる方もいますよ。

(まとめ:荻島央江=フリーライター/インタビュー写真:鈴木愛子)

谷田千里(たにだ せんり)さん
タニタ社長
谷田千里(たにだ せんり)さん 1972年生まれ。93年調理師専門学校卒業後、95年佐賀短期大学(現・西九州大学短期大学部)食物栄養学科から佐賀大学理工学部へ編入。97年、同大を卒業。98年船井総合研究所などを経て、2001年タニタ入社。05年タニタアメリカ取締役、08年5月に社長就任。調理師と栄養士の免許を持つ。