働き方改革の必要性が一層高まる中、企業は効果的な対策を打ち出せずにいる。全社員に一律に行うのではなく、従業員の意思決定の「クセ」を利用した働き方改革が必要だ。

(日経ビジネス2018年7月2日号より転載)

保科 架風[ほしな・いぶき]
滋賀大学
データサイエンス教育研究センター助教
2014年3月中央大学大学院理工学研究科数学専攻博士課程後期課程を単位取得済み退学。企業勤務や大学教員を経て17年3月同博士課程修了。同年4月から現職。

 先日、生産ラインの不良品を検証する事案があった。様々なデータを組み合わせて分析したところ、不良品の発生データと生産ラインの機械の温度が関連していると分かった。詳細な理由はすぐには分からないが、善後策として、温度上昇を感じたらすぐ機械をメンテナンスして温度上昇を防いだところ、不良品の発生を減らすことができた。