清:予備成形が済んだ材料を、芯の太さに「押出し」ます。これで鉛筆の芯らしくなりました。

清:この段階では水分が抜けていないので、ふにゃふにゃしています。これを曲がらないように「乾燥」させます。すると、かなり硬くなるのですが、さらにこの後高温で焼きます。焼く時に酸化が起こらないように、耐熱性の容器に入れます。これが「ルツボ詰め」です。
水気を飛ばして、高温で焼く

清:そして、ルツボに入れた状態で約1000~1200℃で焼く「焼成」を行います。
モ:粘土を練って焼く、これってまるで…。
清:そう、鉛筆の芯には、焼き物をつくっているみたいなところがありますね。

清:最後に、芯を折れにくく、そして書き味をなめらかにするために、油を染みこませます。焼き固められて水分が抜けたあとの空間に、油分が入っていくイメージです。
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