モ:(塗装がない鉛筆を渡されて試し書き) …言われてみれば、ちょっとこっちの方がペン先が遠い感じがするというのかな。長い時間使っているとけっこう差が出るかもしれない。
小:軸の木は、アメリカ原産のインセンスシダーという木を使います。鉛筆が開発されたころから、最上の材料とされたものです。きめがこまかく、ふしがなく、木目がまっすぐなものを選び、削ったときに引っ掛かったり、ポキッと折れてしまったりとかがないようにしています。
小:幹の直径が1メートル以上になったら使う感じらしいですね。「uni」や「Hi-uni」はその中でも、最上の部分を使用します。
モ:本当に昔の話になっちゃいますけど、1本の鉛筆で木の色が左右で色が違ったりするのも、子供のころはそれはそれで面白かったりするんですよね。子供のときは視力がいいので、「この後ろの木目が違う」とか、気になりますよね。
Y:そんなことあったかな…。見ているところがほんとに細かいですよね。
子供心にも伝わった高級感

モ:細かいついでに、「uni」の金色の文字の部分は箔押しで、凹んで見えますね。
小:鉛筆に文字をつける工程があります。それによってそのように見えるかもしれません。
モ:あと、この金の線。そしてキャップみたいなデザイン。手間がかかっていますね。
モ:怖くていまだかつてお尻から削ったことがないんですが、こちら(キャップ)側も芯があるんでしょうか。
小:Hi-uniは軸にキャップをかぶせております。uniはキャップではなく軸に直接加工をしております。

Y:こういうデザインの鉛筆は、Hi-uniだけでしょうか?
モ:たしか、ステッドラーの青いの(Mars Lumograph)もこうなっていたような…。どちらも、製図やデッサンをする人の定番鉛筆です。
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