45団体が一斉に社内で仕掛ける

濱松:僕らはこれまでノルマを設けたことがありませんが、これからは、参加45団体が一斉に社内で同じ活動をする取り組みもあり得ると思います。

 例えば、それぞれの企業の内定者を巻き込んだイベントを45社全てが仕掛けてみる。

 すると、ある企業はすんなり巻き込めて、ある企業は人事から止めたれたり、色んなハードルがあってできなかったりする。みんな一緒のことをやってみて、共有する。あるいは共有してからもう一度、仕掛けてみる。それが結果的に参加団体の強化にもつながると思うんです。

 もう一つは、さらにインパクトがある「共創」のアウトプットを生みたい。僕らは「日本を変える」と言っているくらいですから。色んな人に「そんなことできるわけない」と言われますが、「日本をより良くするようなプロジェクト」をやります。

 今、One JAPANが共創して生み出したアウトプットって、単なる個人プレーとの見方もできます。富士ゼロックスの大川やANAの保理江や……という実力者がいるからたまたまできただけじゃないか、と。僕はそれでも十分価値があると思っているんですよ。でも、さらに先に行きたい。

 最後に、働き方の部分ですね。例えば、本当に今の大企業の人事制度で「どこでも働く」ことってできないのかと。みんな「大企業だから難しい」って言うけど、本当にアクションを起こしているのか怪しい。本当に人事担当役員に掛け合ったのかどうか。

 あるいは、「アルムナイ」(企業の離職者やOB、OGの集まり)をうまく巻き込むことはできないのか。これも難しいと言われていますが、ぜひチャレンジしたい。

大川:僕らは「コミュニティー」を「実践共同体」と訳しています。言い換えれば、言いっ放しにはしないこと。当事者でありたい。濱松が言った働き方にしても、提言するだけではなくて行動したいと思います。