会員カードをもとに購買状況を分析すると、サンピットには頻繁に買い物する顧客が3000~4000人程度いるという。これらのコアなファンには月に1度、商品の割引など様々な特典を付ける感謝祭を実施。ファンへの囲い込みを図っている。店舗の駐車場を開放しての夏祭りや、地域の子供向けに、店舗で働く体験イベントも開いている。

 地域に強みを持って成長を続ける食品スーパーに加え、経営難にあえぐ大手のGMS(総合スーパー)も、最近は食品部門を強化する中で地元食材をそろえるなど地域密着色を強める。だが、通り一遍の「地域密着」では、消費者の心をつかむのは難しい。他のサービスを組み合わせながら、徹底的に地域に寄り添うことが求められる時代になったことを、サンピットの成功例は示している。