『オーバー・ザ・レインボー』という曲、メロディは聴き覚えがある人も多いはずだ。これは映画になったミュージカル『オズの魔法使い』の有名な曲。原作は米国のL・F・ボームによる少女ドロシーが不思議な国に迷い込む童話である。幼稚園などで演じられることも多い。ここでは『オズの魔法使い』の物語から、主人公ドロシーや愛犬トト、ライオン、ブリキの木こり、かかしなどの行動を通して、仕事をするうえで参考になる考え方や、生きるためのヒントなどをお伝えしたい。
シリーズ
『オズの魔法使い』に仕事と生き方を学ぶ

完結
10回
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結局、主人公のドロシーは何を得たのか
ドロシーと共に旅をするわらのかかし、ブリキの木こり、ライオンは、それぞれ脳、心、勇気を求めていました。旅の途中で既にそれらを持っていることに気づきます。では、ドロシーがこの物語で得たものは何でしょうか?
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魔法使いを演じていたアルタが与えてくれたもの
今回は、オズの魔法使いを演じていたアルタが、ドロシーやライオン、わらのかかし、ブリキの木こりに与えてくれた言葉が、どういうものなのか。それぞれについて考えてみましょう。
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死ななきゃ脱げないルビーの靴の教え
ミュージカル映画『オズの魔法使い』を通して仕事をするうえで参考になる考え方などをお伝えするこのコラム。今回は、映画の中でもキーアイテムである、ルビーの靴にスポットをあてます。
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脳みそのないかかしは危機に直面して知恵が出た
ミュージカル映画『オズの魔法使い』で、主人公ドロシーが最初に出会うのがかかしです。かかしは脳みそを手に入れるために旅をするのですが、頭を使ってドロシーたちを助ける場面がいくつかあります。
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正しく自己認識し自分の人生に責任を持つ
ミュージカル映画『オズの魔法使い』で、主人公ドロシーと共にエメラルドシティへ旅をする3人。かかし、ブリキの木こり、ライオンの中で、かかしの次にドロシーが出会ったのがブリキの木こりです。
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臆病なライオンは認めてもらって自信を持った
『オズの魔法使い』で、主人公ドロシーと共にエメラルドシティへの旅をする3人、かかし、ブリキの木こり、ライオンの中で、特に印象的なのはライオンです。というのも、勇気の象徴のようなライオンが、ここでは臆病だからです。
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ドロシーの犬トトが演じた大きな役割
ミュージカル映画『オズの魔法使い』において、重要な存在なのに意外と注目されていないのが、犬のトトです。そもそもドロシーがマンチキンに迷い込んだきっかけもトトが作ったように、物語はトトなしでは進まないのです。
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動機が違ってもエメラルドシティに向かえたワケ
オズの魔法使いに会うために旅を続けるドロシーとかかし、木こり、ライオン。実は、元々彼らの動機はバラバラでした。ではなぜ、同じ場所を目指すことになったのでしょう?
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西の魔女の妨害にドロシーが負けなかったワケ
エメラルドシティを目指すドロシー一行に対して、西の魔女は様々な方法で妨害をします。かかしに火を付けようとしたり、けしの花で眠らそうとしたり。これらの妨害に、ドロシーたちはどのように対処したのか?
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ドロシーは被害者意識の塊だった
『オズの魔法使い』は、主人公ドロシーの愛犬トトが近所の地主から叱られ、それを不満に思ったドロシーが家出をしてしまう、というシーンから物語が始まります。ここでは、ドロシーの被害者のような態度が目につくのです。
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