家での普段の生活を充実させようとする傾向

 いずれも日本人全体の平均を上回る変化量だ。高齢化が進んだだけではなく、生産年齢人口(15~64歳)の多くでも睡眠時間が増えている、という結果になっている。

 睡眠時間が増えているだけではなく、早寝早起きの傾向も出ている。同研究所で調査を担当した渡辺洋子氏は「2010年と2015年を比べた夜10時台の行動変化で、40代男性と30代女性で特に睡眠の増加傾向がある」と話す。

 さらに余暇に費やす自由行動時間は減少傾向にある一方で食事や着替え、静養など身の回りの用事に費やす時間が増えている。

 「特に目的を持って何かをするわけではなく、家での普段の生活を充実させようとする傾向が見られる」(渡辺氏)。

 「睡眠時間が長くなり家で過ごす時間も長くなる。しかも、限られた夜の時間、家で何か消費行動をするのではなく、日々の必要な作業に多く時間をかける」。

 そうしたトレンドがこの調査からは見て取れる。