6. カリウムを積極的にとる

 野菜に含まれるカリウムはナトリウムの排出を促す作用がある。塩分摂取量の多い長野県が長寿県になっている理由の一つに野菜をよく食べること、すなわちカリウムの摂取量が多いことも挙げられている。

 特にカリウムが多い野菜は、ほうれん草、春菊、トマト、ニンジンなど。他にイモ、納豆、バナナにも多く含まれている。これらの食品を積極的にとると減塩に役立つはずだ。

 「減塩は無理にやっても長続きしません。食べ合わせではメリハリも大切。すべての料理を薄味にするのではなく、味の濃い料理と薄味の料理を組み合わせて、全体で少しずつ塩分を減らしていくといいでしょう」(松田さん)

 心筋梗塞や脳卒中で突然死する40代も決して珍しくない。血圧が気になる人は、ぜひ今年から減塩にチャレンジしてほしい。

※記事中の食品の塩分量は『減塩のコツ早わかり』(女子栄養大学出版部)より
松田康子(まつだ やすこ)さん
女子栄養大学 栄養学部保健栄養学科 教授
松田康子(まつだ やすこ)さん 1975年、女子栄養大学栄養学部卒業。2004年、同大栄養学部助教授に就任。准教授を経て、2013年から現職。専門は調理学。日本調理学会、日本家政学会、日本食生活学会などに所属。共著に『糖尿病の人の食事』『減塩のコツ早わかり』(ともに女子栄養大学出版部)など。