飲み過ぎたら、豚肉、豆類、玄米など

 アルコールの分解には、体内のビタミンB1が大量に必要になります。

 そのため、大量飲酒をしている人は常にビタミンB1が不足しており、それがコルサコフ症候群などの脳症を起こす原因になっています。飲酒量が多かったなと思ったら、ビタミンB1を多く含む食品(豚肉、豆類、玄米、ウナギ、タラコなど)を摂るように意識してください。

 アルコールに関しては、とにかく自分の体質に合った分量を守ることが肝心です。

 自覚症状だけではなく、健診などのデータ(γGTP、GOT、GPTなど)を見て自分の許容量を決めていきましょう。

 健康診断を受ける場合、受診日の1〜2週間前からおもむろに生活習慣を改めて、良い結果を出そうとする人が時々います。その気持ちも十分分かりますが、1年の大半を占める普段の状態をチェックしなければ意味がありません。まずはありのままの状態をきちんと評価し、次回以降につなげていく心構えが大切です。

 いずれにせよ、節度をもって飲酒することが、結局はアルコールを長く楽しむためのコツになります。飲み過ぎて体を壊してしまっては、元も子もありません。

 気持ちはもちろん、体にもストレスを溜めないように、お酒を楽しんでください。

【参考文献】

急性膵炎診療ガイドライン2015

慢性膵炎診療ガイドライン2015

慢性膵炎ガイドブック

Raimondi S, et al. Pancreatic cancer in chronic pancreatitis; aetiology, incidence, and early detection. Best Pract Res Clin Gastroenterol. 2010;24:349-58.

Topiwala A et al. Moderate alcohol consumption as risk factor for adverse brain outcomes and cognitive decline: longitudinal cohort study. BMJ. 2017 6;357:j2353.