アルコールが引き起こす7種類のがん

 肝臓がんはB型肝炎やC型肝炎の人にできるイメージがあると思うのですが、アルコール性肝障害や特殊な脂肪肝でもできるので、注意が必要です。日本では肝がんの原因の約10%をアルコールが占めていると報告されています。

 アルコールは肝臓全体に行きわたるので、どこか1カ所だけリスクを上げるわけではありません。肝臓全体に、がんの素地が出来てしまっているので、1つだけ治療しても、2つ目、3つ目とがんが多発していく傾向が非常に強いのです。一線を越える前に、自重して肝臓をできるだけ良い状態に保っておくことが重要です。

 アルコールは肝臓がんとの関係だけがクローズアップされていて、あたかも肝臓がんにしか影響しないと誤解されがちですが、適量を超えて飲酒すると、「口腔がん」「咽頭がん」「喉頭がん」「食道がん」「大腸がん」「乳がん」を含めて、計7種類のがんのリスクを高めることが分かっています。

次ページ 危険なのは、「弱いけれど少し飲める人」