前回(「ピロリ菌の除菌で胃がんゼロには…ならない?」)は胃がんの原因として有名なピロリ菌について解説しました。

 繰り返しますが、近年、胃がんによる死亡率は明らかに減っています。原因はピロリ菌の感染率が減っていること、胃がんの治療が進歩したことです。

 もちろんいくら治療が進歩しても、胃がんで亡くなる人もたくさんいらっしゃいます。古くはアナウンサーの逸見政孝さんや、俳優の児玉清さんなどが有名でしょう。しかし、その一方で、元プロ野球選手の王貞治さんや、雨上がり決死隊の宮迫博之さん、俳優の市村正親さんなどは、手術が可能な状況で胃がんが発覚し、治療後も元気に活躍しています。

 限局している早期の胃がんであれば、5年生存率は95.9%と非常に高いことが報告されています(地域がん登録によるがん生存率データより)。しかし進行するほど、生存率は段階的に下がっていってしまいます。

 つまり、やはり早期の段階で見つけることが、その後を左右する重要なポイントなのだということです。では、胃がんを見つけるための検査には、どんな方法があるでしょうか?