連載の第1回「あなたはタバコの本当の怖さを知っているか」と第2回「肺がんを早期発見する検査の受け方のコツは?」では、タバコがもたらす悪影響と肺がん検診について解説しました。

 そもそもタバコは、どうして体に悪いのでしょうか。改めて解説したいと思います。

 タバコの煙には約4000の化学物質が含まれていて、そのうち200種類以上が有害物質です。ニコチンやタール、一酸化炭素のほかにも、カドミウムやヒ素、ダイオキシンなども含まれているのです。

 さらに、タールには約40種類の発がん物質が含まれています。その結果、日本ではタバコが原因で年間12万9000人もの人が亡くなっています。「喫煙はゆるやかな自殺」と言っても過言ではありません。

 そう思う一方で、禁煙が口で言うほど簡単ではないことも、重々承知しています。皆さんの周りにも、禁煙に挑戦したけれど失敗してしまったという人が、たくさんいるのではないでしょうか。

 なぜ禁煙が難しいのかといえば、ご存知の通り、ニコチンには極めて強力な依存性があるからです。

 ではどうすれば、その壁を乗り越えて禁煙できるのでしょうか。禁煙できた人と、できなかった人の違いはどこにあるのでしょうか。

今回は、禁煙のために現状でできることを解説しましょう。