まず、高血圧や糖尿病があると動脈の内側の壁に傷ができます。そこにコレステロールなど脂肪が沈着し、グジュグジュになって盛り上がってきます。これが動脈硬化です。それが破綻して脳出血を起こしたり、詰まって脳梗塞を起こしたりしてしまうのです。

 動脈硬化と言うと、生活習慣の乱れが蓄積した中高年以降に起きるというイメージがあると思います。けれど実は10代でも起きることが分かっており、加齢とともに増悪していきます。

 若い時は体のどこかに問題が生じても、そのほかの健康な部分が代償的にサポートしてくれるので、問題が顕在化しにくい。ただし、それは問題が解消されたことを意味するわけではなく、マスクされているだけという可能性があります。

 例えば若い時に部活で痛めた関節が、いったん治ったと思ったけれど、歳を重ねてからまた痛くなってきた、という人もいるでしょう。一度生じた問題は、単に眠っているだけか、ゆっくり進行している、というケースが多々あるのです。

 結局、若いから無茶してもいい、というわけでは決してありません。