つまらないテレビ局は潰れるべき
と言うのは、テレビ局は電波を特別に使っていいと認められている側にいます。そんな利権を謳歌しながら国に対して権利を奪わないでと言うのに違和感があった。海外では電波は開放され、みんなが使えるものになっています。そういう観点から見れば、ひょっとしてつまらない放送局は潰れた方がいいのではないかとちらっと思いましたよ。
米国では電波を自由に売買する電波オークションも始まりました。日本では総務省が一時導入を検討しましたが、実現しませんでした。
堀:電波オークションのような劇的な感じで日本が大きく変わる可能性は低いでしょう。でもテレビ朝日とサイバーエージェントが手を組んで、「AbemaTV」という24時間配信サービスを立ち上げました。ドラスティックに変わらないかもしれないけど、じわじわと「メディアの公共化」は進んでいるのではないか。そんな期待を僕は持っています。
僕が番組を持っているTOKYO MXでも新しい試みが始まっています。彼らは「堀さん、パブリックアクセスやりましょう」と声をかけてくれ、視聴者から寄せられた動画や僕が運営する「8bitNews」経由の動画をニュースソースとして活用するようになった。
国内でできないことは海外に出て挑戦する。そうして徐々に実績を作りながらメディアの公共化を浸透させていけば、いずれは僕たちがNHKにコンテンツを納入する、という形も現実になるかもしれません。
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