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最終回答! 出世はどれくらい「儲かる」のか?

 出世して課長以上に就くのと、そうでない場合とでは、実際の収入にどの程度の差が出るか。2つのパターンで、「生涯賃金(退職金を除く)」と「年金」を大まかに試算した。

 結果は下記の通り。さて、“出世格差”は、あなたの想像通りだっただろうか? それとも…。

部長になった場合(出世昇)と係長止まりの場合(万年平太郎)を同じ企業規模で比べると、3400万~ 5400万円ほどの差がつく。中企業の部長は2億円を突破し、大企業の係長止まりを上回る
同じ企業規模の部長(出世昇)と係長止まり(万年平太郎)を比べても、生涯賃金ほどは差が開かない
「生涯賃金」はセレクションアンドバリエーションの資料を基に試算。「年金」は有限会社人事・労務が、現在の年金計算方法および計算率を基に、新卒23歳(4月2日入社、20~22歳11カ月までは国民年金未納)、加入期間は23~60歳までの37年間(444カ月間、60歳以降は給与額に個人差が大幅に生じるため対象外、期間中は独身)という条件下で試算
試算協力:有限会社人事・労務

年金の試算は、チーフ人事コンサルタントの西田周平さんが担当。同社は「賃金」や「評価」といった人事制度の構築、労使トラブルの対応など、人事・労務関連のコンサルティングを幅広く手がける。「ES組織づくり」を重視し、最近では多様な働き方の中でイノベーションを起こす組織の作り方を企業に指導している(注:ESはEmployee Satisfactionの略で、「人間性尊重経営」の意味を込めている)。最新刊『社員の多様なニーズに応える社内規程のつくり方』(日本法令)が12月18日に発売予定。