紙の手帳をおろそかにして…

 ただし私も、最近ではデジタルへの依存が多くなりました。「Googleカレンダー」で予定を入れ、私が監修した「超」整理手帳のスマホアプリ(※現在はメンテナンス等の事情により、ダウンロード不可)で確認することが多くなっていました。気づくと紙の手帳の活用をおろそかにし、日々の予定に流されていました。予定を作ることの大切さをずっと説いてきた私自身が、です。

意外です。驚きました。

 この数カ月、2冊の本の執筆が最も重要な仕事で、ミーティングなどの日々の予定はデジタルで管理していました。ところが、その仕事が終わった今になり、今年中に書き上げると約束をした本が数冊あることを思い出したのです。今年はあと3カ月しかないのに…。

 大反省です。「『超』整理手帳」をしっかり使って先々のスケジュールまで考えていたらこのような事態は防げたはず。頑張るしかありませんが、改めて紙の手帳の大切さを思い知らされました。

併用時は“正本”を決める

グループウエアを使っていると、紙の手帳を併用した時の予定のヌケ・モレが怖いですよね。転記を怠って、ダブルブッキングをしてしまったり…。

 ダブルブッキングは最悪です。私もかなり昔になりますが、2回ほどダブルブッキングをした思い出すのも恐ろしい経験があります。

 そんなことにならないように、デジタルとアナログの併用では、「正本(原本)」をどちらにするかしっかり決めておきましょう。グループウエアが主体なら、それを正本にして、予定の確認は必ずグループウエアですることです。ちなみに私の正本はGoogleカレンダーです。

スケジュール管理以外では、デジタルとアナログをどう使い分ければいいですか?

 紙の手帳は自由度があります。色を変えたり、図や絵を描いたりと、使いやすいようにカスタマイズできる。文字の大きさも自由自在。多彩な付箋も使える。その点で、グループウエアやカレンダーアプリは、できることが搭載する機能に左右されるので、自由度がありません。

 一方で、デジタルの場合、受信したメールや記入したメモなどを、登録した予定と一緒に管理できます。やり方は簡単で、予定欄やメモや備考欄に、メールや資料の文章を貼りつければいいだけです。

 スマートフォンから利用すれば、メモも音声入力で書けます。音声入力はとても便利です。私はもうメモ帳は使っていません。「Googleドキュメント」に音声でメモしています。

最後にもっと手帳を使いこなしたいという人へアドバイスをお願いいたします。

 繰り返しになりますが、予定を「作る」ことを意識してください。それは自分の時間を作るということで、時間ドロボウから身を守る手段でもあります。どんな人でも時間は平等で、1日24時間しかありません。手帳を使って有用な時間を過ごしてください。