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 では、急速に進む階級社会化を改善するためにはどうすべきなのか? 橋本さんは、①最低賃金の引き上げ、②累進課税の強化、③相続税率の引き上げ、④資産税(金融資産に一定の控除枠を設けたうえで、税金をかける)の導入など、所得再配分の強化策を挙げる。最低賃金はさしあたり時給1200円程度(最終的に同1500円程度)まで引き上げることが望ましいという。「最低賃金で働いても大学初任給くらいになるなら、さほど恐れる必要はなくなる。最低賃金引き上げで生活保護を利用する人が減るのであれば、コンセンサスも作りやすい」(橋本さん)。

 貧困の連鎖を断ち切り、日本を活性化させるには、アンダークラスの生活の向上が急務である。