【Q4:会社は今後、どう変わってほしい?】

皆さんはおそらく、今後30年以上働き続けるわけですが、会社はどうあってほしいと思いますか。

浦田「会社が最優先」「命令は絶対」みたいな社風の企業は、やりがいが感じられないのでなくなってほしいですね。私自身、「やりがいがない」と感じ始めたら、こんなにやる気が落ちるのかと驚いているほどです。自分の適性が考慮されず、自分が何を担っているのかが分からないような仕事ばかりの会社だと、敬遠されていくのだろうと思います。

遠藤:「全社一丸となって成長する」という考え方は嫌いではありませんが、右肩上がりの成長を目指す“会社視点”の働き方だけではなく、多様な働き方が選べる会社があってもいいと思います。個人としても同じで、仕事の目的が「成長」だと、場合によってはつらい。入社1年目と10年目の人間に求められるスキルが大差がない職場を経験すると、「成長って一体何なの?」と思います。働きながら、ゾッとしたのを覚えています。

益子:自分のやりがいや生き方に合うかどうかを基準に会社を選ぶ人がもっと増えるでしょうね。給料が高くても活躍の機会が与えられない有名企業よりも、自分のやりたい仕事ができて納得感のある会社の方がいい。そう考える人は、周りにも多いです。

 

ミレニアル世代の働きがいは、「作り出す」よりも「探し出す」

エン・ジャパン エン転職 編集長
岡田康豊さん

 自分らしく生きるうえで、今の働き方や会社は合っているか。こうした考え方がミレニアル世代には強い傾向として表れています。ネット情報で答えが得られる時代に生まれた彼らは、働きがいは継続的な努力で自ら「作り出す」よりも、どこかから「探し出す」ことが得意。だから、転職の事例を見ても、「畑違い」の業界に転身することを躊躇しません。また、「会社のため」といった帰属意識が薄く、明確な目的や理由が伴わない仕事はとても嫌がる。今後、管理職には、「仕事だから当然」といった姿勢ではなく、若い世代に支援し、相手を導くサーバントリーダー的なやり方がますます求められると思います。(談)

 

*本記事は、「日経ビジネス アソシエ」2018年8月号掲載の記事を一部改編したものです

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