全3048文字

 デジタルネイティブとも呼ばれ、インターネットが普及した環境と、「失われた20年」の中で育ったミレニアル世代。現在の30代、40代とは違った異なる考え方を持つ彼らは、仕事に対してどんな価値観を持っているのか。男女3人に、働き方に関する考え方から、上の世代に対する不満までも本音で語ったもらった。

(写真:竹井俊晴、以下同)

【Q1:キャリアプランを教えてください】

ミレニアル世代を代表し、皆さんがどんな仕事観やキャリアプランを描いているのか、聞かせてください。

浦田さん(以下、浦田):「30代前半までに子供は2人産む」「でも仕事は生涯続ける」です。仕事の経験値を上げるために、現場をまとめるリーダーは30歳までに経験したい。将来は教育関連の仕事に携わりたいと考えているので、今の会社にいるかどうかは分かりません。

遠藤さん(以下、遠藤):私は、熱血的な働き方を求められなければ、どんな仕事でもいいです。学生の頃は「時代を拓く」という言葉に憧れて、新卒で起業マインドの高い会社に入り、ベンチャー企業にも転職しました。ですが、自分には向かなかった。それで公務員試験を受けて、今は市役所に勤めています。出世したいとか、稼ぎたいといった思いは特にありません。

益子さん(以下、益子):私も浦田さん同じで、子供を持っても、生涯働き続けたいです。「人が喜ぶ顔を見られる仕事」に携われれば、キャリアは高望みしません。新卒で大手の信託銀行に入行しましたが、もっとやりがいを得たい一心で、個人的に興味があったインテリア業界に転職しました。

遠藤さん、益子さんはともに転職経験者ですが、前職ではやりがいは探せなかったのですか。

遠藤:はい。起業志向の強い周りの人と比べると、仕事に対するマインドと目指す目標があまりに違うことを痛感して、自分の「やりがい」が見いだせませんでした。