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新規事業と新卒社長を創出する制度やきっかけがたくさんある

①あした会議

 役員がチームリーダーとなり、選抜されて参加した社員とチームを組んで、サイバーエージェントの“あした”を作る新規事業案や課題解決案などを提案する1泊2日の合宿。年2回開催される。1回の会議で8社の子会社設立が決定したこともある。社内や会社を取り巻く状況を理解でき、経営目線を養えると同時に、異なる業務に携わる先輩や同期との情報交換の場にもなっている。


②CA36

 次世代リーダー育成制度。主に20代の若手社員を中心に部署・職種関係なく18人を選抜し、役員が講師となって、月1回の研修を1年間行う。課題を与えて事業化を考えるワークショッププログラムも実施。部門をまたいだ交流や、役員や幹部社員との接点を生む。社長の藤田さんを含めた役員と優秀で意欲ある若手の距離を縮め、抜擢するチャンスを見逃さないための場にもなっている。


③スタートアップチャレンジ

 2017年に開始した社員・内定者向けの新規事業プランコンテスト。役員へのプレゼンを経て事業案が承認されれば事業化へと移る。簡単に応募できる設計で、17年は約1000件の応募があり、新卒1年目の社員が優勝。ただこのプランは、議論を重ねた結果、事業化は難しいという結果に。優勝した社員は、仮想通貨関連事業の子会社の役員に抜擢された。


④社長や役員に提案しやすい文化

 社長の藤田さんをはじめ役員と社員との接点は多く、ランチや夜の懇親会などが多数開催される。そうした会話の中で、社員は新規事業を生み出すためのヒントを得たり、考えてきた事業を実際に提案したり、自身をアピールしたりすることもできる。事業化が決まった後に、意欲の高い社員に突然、社長就任の白羽の矢が立つケースもあるという。