全3287文字

中山さんにとってサッカーとは?

 自分を最も表現できるものですね。喜怒哀楽が全部詰まっているじゃないですか、サッカーには。老いやケガでできる動きが制限されても、ここまでは表現できて、ここまではできないとも分かっています。足が痛くて片足ジャンプができなくても、両足でジャンプすれば高い打点でヘディングが打てるなどの方法を探そうとします。

 サッカーを失ったら、そんな自分を表現する手立てがなくなってしまうのではないかと思ってしまいます。解説者やコーチとは、また違う喜びがある。だからチャンスがある限り、できるだけプレーする側で居続けたいんです。

日本サッカー協会は、今回のサッカーW杯ロシア大会の開幕直前に、日本代表監督を交代させるという思い切った手を打った。「代表メンバーが決まるまでは、選ばれるために監督の指示や考え方を意識した“守り”のプレーをしていた選手もいたと思うんです。しかし、ワールドカップが始まった今は、もっとポジティブでアグレッシブなプレーを意識して、チームの活性化につなげてほしいですね」(写真:厚地健太郎)