ビジネスリーダーから学ぶ

 現役のサッカー選手である本田がこうしてビジネスや投資に手を出すことに批判的な人はいますが、本人は当然、気にしません。ビジネスの世界では本田に共感して下さる著名な経営者の方々もいて、多くのビジネスリーダーとの出会いから、気づきを得て経営を実地に学んでいるのだと思います。

 以前、「俺にとってサッカーは人生のウオーミングアップだ」というタイトルの本田に関する記事が、ウェブメディアに掲載されて話題になったことがありました。サッカーは選択肢の1つに過ぎないというものです。

 人生をトータルで考えた時に、本田の中にそういう意識はどこかにあるのだと思います。サッカー選手として海外のクラブで活躍することは子供の頃からの夢でしたし、今後も引き続きサッカーを極めていくわけですが、サッカー以外の人生というのも当然、念頭にあるはず。

 本田の思考は私にとっては想定外が多くこれから何を言い出すのかは分かりませんが、本田のチャレンジは社員にとっての楽しみでもあります。ワクワクするようなビジネスを今後も仕掛けてくれることを期待しています。(談)

お話をうかがった人
小脇聡太さん
ソルティーロ 施設管理部兼広報部部長。2007年に大学を卒業し、PR会社に入社、商品のPRやイベント運営、アスリートのマネジメントなどを担当した。14年にホンダエスティーロに移り、17年10月から現職。

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