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 ロシアで6月14日から始まるサッカー・ワールドカップの日本代表メンバーに選ばれた本田圭佑さん(メキシコ・パチューカ)は、トップアスリートでありながら、数多くの事業にチャレンジする経営者としての顔も併せ持つ。

 海外のチームで活躍しサッカー選手としてピークを迎えている今、なぜ貴重な時間や労力を割いてビジネスに挑戦するのか。その理由とは──。本田さんが実質的経営者を務めるソルティーロの施設管理部兼広報部部長の小脇聡太さんに語ってもらった。

本田圭佑(ほんだ・けいすけ)氏
1986年6月13日生まれ。大阪府摂津市出身。ガンバ大阪ジュニアユース、星稜高校を経て2005年に名古屋グランパスエイト加入。08年にオランダ1部VVVフェンロへ移籍。チームは2部降格となるが、08~09年シーズンはMVPに輝き、優勝と1部復帰に貢献。10年にロシアCSKAモスクワに移籍し、欧州チャンピオンズリーグ8強に進出。14年にイタリアACミランに加入。17年にメキシコCFパチューカに移籍。日本代表では通算95試合36得点(6月12日時点)。W杯には過去、10年南アフリカ大会、14年ブラジル大会に出場し、計3得点。米マサチューセッツ工科大学メディアラボ特別研究員。国連財団「グローバル・アドボケート・フォー・ユース(青少年の国際支援者)」も務める。
(写真:アフロ)

 「人生は一度きり」「とりあえずやってみよう」というのが本田圭佑の口癖です。どんな時も前向きで強気なのは皆さんの持っているイメージ通り。いつも「それは無理だろう」というほど大きな目標をぶち上げて、全力で目標達成に挑み実現していく。この姿勢は、サッカーだけではなくビジネス分野でも全く同じです。

 私の所属する企業、ソルティーロ(3月まではホンダエスティーロという企業の1部問だったが、組織改編に伴い分社化され事業会社の1つとなった)は、もともと、本田が個人事務所として11年前(2007年)に設立しました。その頃から、ビジネスへの意欲はあったのだと思います。現在は、KSKグループというホールディングカンパニーの下に、ホンダエスティーロ、ソルティーロを含むいくつかの事業会社があって多岐にわたる事業を行っています。